「思考する機械コンピュータ」を読んだ

2008 3月 30
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by yuzuru
思考する機械コンピュータ (サイエンス・マスターズ) 思考する機械コンピュータ (サイエンス・マスターズ)
W.Daniel Hillis 倉骨 彰

草思社 2000-10
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コンピュータの原理を説き明かし、知能にどこまで近づけるかを筆者の解釈で説明する本。思考する「機械」というのがこの本の特徴を表しています。コンピュータの動作は物理的なものなのだと。

たとえば洗濯機がどうやって洗濯するかは動きを見ていれば大体わかります。掃除機もドライヤーも同じ。基本構造がだいたい見えているから。

ところがコンピュータではそれが見えないため、その動作は秘密に包まれています。がんばって追っかけてCPUにどう命令が届いているか画面の上で追えたとしても、そこから先電気がどう流れ、作用しそれが処理されているかまでは普通追えません。
追えないので、神秘的でもあります。

本書はコンピュータのその秘密の部分を基本的な原理より説明し、プログラミングにつながる部分を説明しています。
極端な話、コンピュータはばねと棒やパイプと弁といった電気を使わない部材でも作れますし、それで実現できないものはないということです。CPUも顕微鏡でのぞけば、それと同じ動作をする回路が見れると。

自分は機械工学科よりシミュレーションを経てプログラミングの仕事についたわけですが
この部分は私にとってミッシングリンクであったため、読んでいてそれがつながる心地よさがありました。

本書は簡単な話から積み上げて書かれているため、エンジニアでない人にもきっとわかりやすいです。コンピュータと知能についての思考が拡がる世界(Newtonとか読んで感じるアレ)を堪能できると思います。

無謀にもdankogaiさんの記事にトラックバック。(^^;

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