[本より] 何故生物に感情があるか

2008 6月 8
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by yuzuru

ふたたびこちらの本より。

何故生き物に感情があるか、人工生命的実験から出た答えは

「感情を伴って行動した方がより得をするから」

ということでした。感情がその行動をより効果的にするため、感情を持つように進化したと。ちなみに「感情に任せて行動した方が」という事ではありません。あしからず。

本の中の実験では、5つの感情を擬似的に持たせたロボットにお化け屋敷のように色々な仕掛けのある通り(暗かったり、明るかったり、ダメージを受けたり、迷路になっていたり)を通らせ、よりエネルギーを使わないもの、光を多く受けるものが優れているという評価をしました。通る道は同じで、どの場面でどの感情を出すかのみを自由にしています。これを遺伝的アルゴリズム(遺伝を模擬し、より評価の高いものを発見する方法)で進化させていきます。

そうすると、暗い場所では不安げに、明るい場所では満足げにといった生物の感情に近い振る舞いをする形へと進化し、実際それが高評価のものだったということでした。

つまり生物が環境に適応するための一つの手段として感情が表れたのではないかという仮説が成り立ちます。この仮説は説得力があるように思えます。

さて上の実験では与えられた環境は自然界に生きる動物に近いものなので、「自然界では」という前提条件がつきます。現代社会に生きる人に近い環境を模擬して実験した場合はどのような結果が出るかが気になるところです。案外同じだったりして。

 

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