[本] 2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?
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2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書 14) 西村 博之 扶桑社 |
言わずとしれた2ちゃんねるの管理人 ひろゆきの本。色々話題の掲示板の運営者ということで、著者のイメージには先入観が入りがちなのですが、本を読むととてもニュートラルで達観した世界観を持たれて
いることがわかります。元々そういう性格の方だったのだと察しますが、2ちゃんねるを運営され、様々な生々しい体験をされることでその方向がさらに強まったのではないかと思います。
タイトルは1、2年前のヒット作「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」をもじっていますが、タイトルについて書かれているのはごく一部、話の中心は2ちゃんねるを管理してネットの世界の光と影を一番体感している作者が語る、「インターネットのこれから」についてでした。
梅田望夫さんの「ウェブ進化論」ではgoogleを神がかり的存在とし、ネットの未来を夢いっぱいに描かれているのに対し、この本ではそもそもそれは実態が伴うのか、それほど画期的なことなのかを冷静な(ニヒルな)視点で語られています。
ネットの世界を認識するには、両方読んでちょうど良いバランスではないかと思います。
(佐々木俊尚さんが対談中で、彼ら二人を対談させたいと言われています。確かに。)
本中では佐々木俊尚さん、弾小飼さんとの対談が載っていますが、この二つの対比が面白い。
それぞれのスタンスがとてもはっきりしています。
梅田望夫さんも含めると↓こんな感じでしょうか。多少誇張していますが。
インターネットは世界を変えるよ派
・web2.0以降どんどん理想的になるんじゃね?派
・(理想的になるかは別にして)メディアと政治のあり方が変わるんじゃね?派
インターネットは世界を変えないよ派
・web2.0はセールストークじゃね?派
・結局(広い意味で)技術次第なんじゃね?派
以下本の中より気になった部分など。
グーグルについて
・グーグルは上場している「営利」企業。(そりゃそうだ)
→グーグルに普通の会社以上の何かを感じるなら、それは営利企業としてのイメージ戦略の賜物かもしれない。
・すごいところは、企画力と営業力とサーバメンテナンス。
・上場している以上、獲得した資金を利益拡大のために利用していく必要がある。経営者のポリシーにかかわらず。
「問題が問題を呼ぶ」
弾小飼さんの対談での発言。
「完全な問題解決というものはなく、問題を一つ解決すると別の場所に問題が生じる。」
ということです。
だとしてもそれは進歩なんだという場合もありますが、表面的な問題解決だったら意味がないということですね。気をつけないと。
「出力が追いつかない」
これも対談中の弾小飼さんの発言。
脳で考えることは速すぎて、出力(書きとめる、表現するなど)する速度は遅い。追いつかない。IOが重要。
表現が追いつかないでも書いたように、非常に同感です。なにか良いツールはないかな・・・







