隠すUIと見せるUI

2008 6月 7
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by yuzuru

どんな製品でもそうですが、難しいものを操作するUIではそれを隠すのか見せるのかは悩ましいところですね。

隠すUI

例えば家電などでよく「かんたん設定」とか「おまかせメニュー」といった機能は、選択肢が多すぎたり専門的な知識がないと判断が難しい操作について、難しい部分を隠し、選択肢を狭め、わかりやすく説明づけることで簡単に使ってもらえるようにしようということだと思います。

が、このときに意訳しすぎた名前をつけたり選択肢を狭めたことで逆にわかりづらくなってしまうことがあります。また、ユーザーに学習の機会を奪ってしまうことになりかねません。

デジカメなどによくついてるシーン選択機能というのもその一つですね。これは「パーティー」とか「風景」などの利用シーンに合わせて選択することで、適した設定で写真が取れるようになるというものです。これを使うと、確かにカメラの知識がなくてもそれなりの調整をすることが出来ますが、それぞれのシーン設定が一体どうなっているのかが隠されているため、多少知識がある人にとっては却って何を意味しているのかわかりません。

また各社統一されているものでもないので、このときはこれを使うといったノウハウは機種を変えたとたん役に立たなくなる、セットされているシーンにない状況などで応用を利かせることもできないなどのデメリットもあります。(メーカーから見ると囲い込みのメリットはあるわけですが)

見せるUI

以上が隠すUIだとすると、見せるUIは、「難しいことでもありのままに操作させるUI」となります

マニュアルの車や、パソコンそのもの(家電と比べて)、emacsやviなどのエディタなどがそれに当たるかと思います。とっつきにくいですがユーザーががんばって学習すれば自分で思うように使いやすくできるというものです。匠とか良いモノと言われる製品はこちら側に多いですが、そもそもこちらを好む利用者が少なく、製品としては出しづらい、勇気のいるUIだと思います。

こちらは趣味性が高いとも言えそうです。色々設定しないとおいしいご飯が炊けない炊飯器は欲しいとは思わないですが、アウトドア用の取り扱いの難しい調理器などは需要が高そうです。

比べてみて

両方のUIでは良し悪しがあるので、両方いいところを取ろうとするケースもよくありますね。これら両方のUIを持たせておいて初めは隠すUIに設定しておき、初心者はそのまま、上級者は自分で見せるUIに変更して使うという作りです。

しかしそうした場合はたいてい設計がどっちつかずになり、初心者は迷い、慣れれば自由自在に使いこなせる良さというのは失われるように思います。高度に両立しているUIは見たことがないですね。

モノを作るときに隠すUIで行くか、見せるUIで行くか。なかなか悩ましい問題ですが、どちらかに徹底した方がよさそうです。

ちなみに最近良いといわれているモノのUIは、隠した上でそのまま自在に使わせるという形が多いようです。ipodだったり、wiiだったり。「超隠すUI」とでも言うところでしょうか。

 

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